ロイヤルフラッシュジャズバンド
5月14日(日)、神戸を拠点に長年活躍を続けているロイヤル・フラッシュ・ジャズバンドのデキシーランドジャズコンサートを行いました。本当に久しぶりのジャズの例会でしたが、熟年メンバーが中心ながらその若々しくハッピーな演奏に、元気と心の潤いをもらったよという方がたくさんおられたのではないでしょうか。ジャズの楽しさも広めることができたのではないかと思います。
感想アンケートから
・熟年パワー、どの方も人生を楽しまれている風情で、元気をも らいました。それぞれの個性が光っていて、いい年のとりかたをされているなあという感じでした。安心して聴け、力をもらえるコンサートでした。
・若々しい演奏ですばらしかった。
・音楽っていいなあ。ジャズって こんなに楽しいんだ!と本当に心から感じました。ロイヤル・フラッシュ・ジャズバンド=カッコイイ。かわいい。素敵。ダンディ!!ありがとう。
・生のジャズバンドを見たのは初めてですが、美しく響くピアノ、トランペット、サックス、クラリネットの音が、テレビで見たり聴いたりより良かった。たぶん、ロイヤル・フラッシュ・ジャズバンドの皆さんが、私に合ったのだと思います。
・ボーカルが特に良かった。渡辺さん、吉川さん、大森さんがとても楽しそうに歌われているので、こちらも楽しくなりました。
・久しぶりにジャズバンドの演奏を聴きました。音楽に包み込まれました。
・神戸にこんな良いジャズバンドがあることを、今まで知らなかったのは恥ずかしく思いました。今夜は楽しい一夜でした。
・各楽器とも素晴らしい演奏で、良い勉強になりました。
吉永安正 沖縄の歌と踊り
7月29日(土)。久しぶりの沖縄の芸能文化を鑑賞する例会でした。沖縄舞踊は、やはり華やかで、味わい深く、自然や人間の情愛、情念が美しく表現されていて、大変魅了されました。「てぃんさぐの花」「安里屋ユンタ」「涙そうそう」など、馴染みの歌もあり、一緒に口ずさめました。アンコールでは、沖縄では何かの集まりがあると後に必ずと言っていいほど踊られると言われるカチャーシーもあり、会場、ステージ一体となって楽しめました。また、「私は、このことだけは、コンサートでぜひ語っておかなければと思い、話し続けていることがあります。」から始まる、吉永安正さんの沖縄戦の証言、そして唄・三線。久米島での日本軍の島民虐殺を体験された吉永さんの言葉の重みをひしひしと感じました。そして、平和憲法があったからこそ、戦後日本が戦争に巻き込まれることなく平和を保ち続けてこられたと語られたのが深く印象に残りました。歓迎と平和への思いを込め会員有志で開演前にエイサーを踊らせてもらいました。吉永さんの平和への思いをいつまでも心に刻んで広げていきたいと感じました。
感想アンケートから
・生の音楽での歌と舞踊は素晴らしかった。師匠の平和の思いを話されてからは、沖縄の音楽の力強さを 感じることができました。
・沖縄の歌と舞踊を生でゆっくり聞いたり見たりできて楽しかったです。 まだ、沖縄へ行ったことがないので 是非近いうちに行ってみたいと思いました。吉永さんのお話も平和の大切さを痛感しました。
・歌の人、踊りの二人、三線。その曲その曲に込められた想いがよく伝わり、胸に響き、大変良かった。また 沖縄に行きたくなりました。
・沖縄の舞踊がどういうものか本当は 何も知らなかった。踊りもよくよく見てみると、それぞれの所作が違
っていて味わい深いものだと知りまし た。
・戦争の苦難を乗り越えてきたこの芸能。やはり素晴らしい。
・吉永さんのお話が心に染み入りました。その熱き心を共有できたことを 深く感謝いたします。また赤穂に お越し下さい。
・沖縄は一度行きました。七色の海、青い空を思い浮かべながら見させていただきました。
春木浩子 ハープの調べ
9月16日(土)ハープの例会は赤穂労音では始めて取り組みましたが、その音色の優雅さや優しさに加え、音楽の幅の広さに驚きました。楽曲の解説と共に、ハープの楽器の仕組みについても実際に演奏しながら説明していただき、楽しい例会となりました。ホールの響きともマッチして、とても気持ちの良い時間を過ごせました。参加者とやりとりしながらのトークも楽しく、会場から質問も出て、会場の一体感も感じられました。
感想アンケートより
・私にとっては、これまでに参加した例会の中で一番良かった。
・素晴らしい音色と演奏にうっとりして良い時間が過ごせた。
・楽器の解説など、素人にも分かりやすく、演奏も素晴らしかった。
・ホールの響きとも合っているのか、とても心地よい響きを楽しめた。
・初めて生演奏で聴いたが、とても良かった。
・楽器の仕組みに驚いた。
例会レポート
桂九雀 独演会
1月19日(金)、桂九雀さんの独演会を行いました。桂佐ん吉「御公家女房」に続いて、桂九雀さんが「池田の猪買い」「二人ぐせ」「質屋蔵」と三席を熱演。初笑いにぴったりの落語会でした。
感想アンケートから
・いつも九雀さんの落語はリズミカルで調子が良くて気持ちいいです。
・生で聴く落語はやっぱり良い。
・大いに笑わせてもらいました。
・安心して落語が楽しめました。よく笑いました。
・知っていてもつい笑ってしまう。噺の口癖と同じかな。
・若手のいろいろな落語家の方も登場され、楽しみ。
松平晃 トランペットの世界
11月18日(土)労働者トランペッターとして幅広く演奏活動をされてきた松平晃さんのコンサートを行いました。松平さんの信念と実績、温かい人間性が感じられ、素晴らしい音色と心に染み入る表現、親しみやすい選曲で、会場は魅了されました。一月十七日の各テレビ局のニュースでも、阪神淡路大震災の犠牲者追悼のトランペット演奏をされている松平さんの姿を見られた方が多いのではないでしょうか。 また、軍隊で吹かれていたラッパを復元され、その時々の兵隊の思いを語られながら吹かれる信号ラッパは、じわっと戦争の怖さを感じさせられ、平和への思いを強くしました。
感想アンケートから
・松平さんの優しい人柄と平和への思いがトランペットを通して伝わってきました。とても良かったです。
・トランペット、懐かしく聴きました。ラッパ吹きだった二人の兄の姿を思い出しました。進軍ラッパ、就寝ラ ッパなど、悲しいことに全部知っていました。一緒に歌ってしまいました。日本の歌も大変良かった。
・松平さんの人柄がペットの音色とメロディーに感性豊かに表れた素晴らしい演奏でした。大いなる感動 と共感を持ちました。私は、以前していたサキソフォンをまたやってみたい気持ちになりました。ペット奏 者としていつまでも青年のように活躍していって下さい。
・静かに目を閉じて聴きました。ジーンと来る曲が多く、感激でした。百年前のラッパの音色も心に染みま した。
・素晴らしいトランペットの音色にうっとりです。また赤穂に来てください。
・めったに耳にできないような「新鮮な音」…感激でした。
谷本華子 ヴァイオリン リサイタル
1月27日(日)、関西を中心に演奏活動をされているフレッシュなヴァイオリニスト、谷本華子さんのヴァイオリンリサイタルを行いました。リハーサル室でのサロンコンサートのような形で、客席との距離もとても近かったのですが、美しい音色に定評のある谷本さんらしく、卓越した技術で、心に響く素晴らしい演奏を聴かせて下さいました。演奏する曲についても解説していただきながらのコンサートでしたが、和やかでかつ若々しく元気な語り口も、好印象でした。ピアノ伴奏の藤井快哉さんとのアンサンブルも良かったです。
感想アンケートから
・手の届くような距離で谷本さんの素晴らしい演奏が聴けて最高です。
・久しぶりの生のバイオリンで気持ちよく聴けました。
・素晴らしい音色にうっとりしました。ピアノとのハーモニーも良かった です。
・大曲を聴かせていただいて大変感動しました。曲の中にひきこまれました。「中国の太鼓」は興味深かったです。選曲もバラエティーに富んでいて、素晴らしかったです。
・小さな部屋でのリサイタルだったので生の音が直に伝わり大変気持ちのいい時間を過ごさせて いただきました。
・すぐそばで聴くことができ、幸せに感じました。心を込めて聴かせて下さってありがとうございました。
・音がのびやかで身体がホー!っとゆるんだ感じがします。やっぱり生の音はステキ!バイオリンの音(楽)とピアノの音(楽)のキャッチボールが楽しい。
・きれいな音色は本当に心にしみる思いがしました。次はぜひホールでもっとたくさんの人を集め て演奏を聴きたいと思いました。
・情感豊かなコンサートでした。ヴァイオリンとピアノだけで、これだけの表現ができるのかと驚きました。
・曲名は知らなくても聴き覚えのある曲もあって、その都度映像が思い浮かんで楽しかったです。 スケートのマオちゃんが軽やかにスケートをしているように感じる曲もありました。
桂九雀 独演会
11月4日(日)、10・11月例会、「桂九雀独演会」を行いました。これまで小ホールを会場としてきた落語例会を、会員数に見合った会場でという試みで、初めて学習室で行ないました。マイクを通さず、生の声での落語で本来の落語の雰囲気を楽しめたという感想もありました。若手の笑福亭鉄瓶さんの爽やかな語り口、桂九雀さんの表現力豊かな「寄合酒」「稲荷俥」「くしゃみ講釈」で、会場は大いに湧きました。次回は、みんなで会員数を増やし、落語をさらに多くの人たちと楽しみたいと思います。
感想アンケートから
・来られるたびに上手くなられています。
・九雀さんは表情が豊かで面白いです。大きな体で、大きな顔のつくりがいい表情をつくり出し ているのでしょう。NHKの朝ドラで落語を題材にしているので、親しみがわき、人気が上がってくることでしょう。来年度もお待ちしています。今回の小さな部屋での落語会は、音も生だし噺家さんにも近くて、自然に話に引き入れられました。
・大いに笑わせてもらいました。
・一日の忙しさを忘れて笑いっぱなしの二時間でした。落語の登場人物が目の前にいるように感じるほど引き込まれました。とても面白かったです。
・落語を聴く機会がないので面白かったです。「くしゃみ講釈」は前にも他の人のを聴いたことがあるのですが、今回のはよく分かりました。でいて素晴らしかったです。
タキスン フォルクローレ
九月二十四日(月)、ペルーのクスコ出身のフリアン・トレス、マリアノ・トレス兄弟のグループ、タキスンのフォルクローレ例会を行いました。同じく日本で活躍中のフォルクローレグループ、ケルマントゥのメンバーセサル・ティコナさんもサポートで加わって下さり3人の演奏となりました。リハーサル室での2回目の例会。カラオケや音響機器(持参)で生音とのバランス上も違和感なく幅を持たせ、ポップなアレンジで明るいイメージのフォルクローレを聴かせてもらいました。また、ケーナやサンポーニャの演奏は、表情豊かで深みがあり、楽器の実演解説も楽しく、フォルクローレの魅力を堪能できました。手拍子やダンス(ファンの方が自然に踊り出された)で大いに盛り上がりました。「花祭り」では花(造花)を振って曲を盛り上げました。みんなで楽しもうという雰囲気に満ちた演奏会になりました。
感想アンケートから
・生で南米の音楽を聴くのは初めてでしたが、リズム感があり、繰り返しの部分はより親しみを 覚えました。サンポーニャが演奏してみたくなりました。
・屋外での演奏はいかばかりかと思う。それこそアンデス地方で聴けば素晴らしいでしょう。
・目の前で聴くのは、また格別でした。
・とても素敵で楽しい音楽でした。
マハバル・サウガゲレル
モンゴル草原の響き
7月28日(土)、ウランバートル出身で、現在大阪を拠点にモンゴル国の民族音楽を日本で紹介し普及させるため演奏、教育活動を行っている若手民族音楽演奏家マハバル・サウガゲレルさんのリサイタルを例会として行いました。マリンバの例会で少し前にお世話になった山本敦子さんが、もう一つの演奏者の顔、揚琴奏者としてサポートしてくださり、揚琴とピアノの伴奏で、モンゴル民謡、クラシックの名曲(リンベで)を熱演。本人とトークをしながらの揚琴の山本さんの解説も入り、小編成ながら、幅のある質の高い楽しめるコンサートとなりました。
感想アンケートから
・昔、歌舞団でモンゴル音楽を初めて聴いた感動を再体験することができました。
・音の中で自然の息づかいが感じられます。音の広がりにゆったりとひたり、至福のひとときです。 民族衣装も素敵!日本歌曲の音色もぴったりなんですね。
・マハバル・サウガゲレルさんの大きさ(長さ)の違うリンベや馬頭琴、そしてホーミーと一人でいく つもの演奏ができる器用さに感心するとともに、ヨーチンの美しい音色にとても癒されました。モ ンゴルにも一度行ってみたくなりました。
・リンベもヨーチンも、そしてホーミーもモンゴル草原で最も良く響き渡るのでしょうね。ホーミーは 今までに決して聴いたことがなかったはずなのに、大変親しみを覚えました。
・見知らぬ異国へ思いを馳せながら草原の響きを存分に楽しませていただきました。
・ホーミーには驚きました。大変感動的な音楽だと思います。
平原誠之
5月20日(日)、震災の苦難を乗り越えて独自の道を切り開き、ピアニスト・作曲家として活躍中の平原誠之さんのコンサートを行いました。今回、会員数に合った会場を利用する試みとして、初めてリハーサル室を利用しました。平原さんは会場の不利な点も利点も考慮し、「ピアノを会場中央に置き、天板をはずして、360度客席に囲まれた中で演奏する」、また、「外側の窓を開けて、会場の音の開放感を創り出す」さらに、「夕暮れの夕日の自然光のみでナチュラルな雰囲気を醸し出す」というアイデアを提案され、これが功を奏して、独特の心地よい空間が作れました。平原さんの演奏は、クラシック名曲も自作曲も繊細かつ迫力があり、祈りや感謝の思いが聴き手へ直接伝わるものでした。今度来ていただく時は、ぜひ、大きなホールで弾いていただけるよう頑張りたいと思います。
感想アンケートから
・pppからffまで、とても表現力があり、心で演奏されているのを凄く近距離で聴き、彼のパワーが 伝わってきました!自分が学生の時勉強したショパンは全く違いました。森の鍛冶屋も部活でコ ンクールのためにやりましたが、実に美しく迫力があり楽しめました。pの音が美しい!きっと彼 は、透明で美しい心を持った人だと思います。演奏によく表れていました。ブラボー!
・すぐ目の前でピアノ演奏を聴くのは初めてでした。一曲一曲吸い込まれるような感動を覚え、あっ という間の一時間半でした。
・黄昏の自然光の小さなホール。演奏者の息遣いが直接伝わってくる会場。素晴らしいコンサート でした。
・今回は、今までのピアノコンサートと違って、個性的で独自のものは感じられてよかった。手元を 見ながら聴けたこともよかった。
シャナヒー 北欧・アイルランドの音楽
3月26日(月)に、アイルランドや北欧の民間に歌い継がれてきた歌や音楽(トラディショナルミュージック)を、現在の新しい感性でアレンジし演奏するグループ、シャナヒーのコンサートを行いました。「スカボロ・フェアー」「グリーンスリーブス」「サリー・ガーデン」など馴染みの曲の他、「シドワモイ」など、フィドルやリコーダー、パーカッションが楽しいダンス曲、イングランド支配下での戦争や飢餓など過酷な歴史を歌ったアイルランドやスコットランドのジャコバイトソング・抵抗歌・移民歌、ノルウェーの物語歌など、透明感のある優しいサウンドでありながら、底に力強さを秘めたコンサートでした。「帰ってきたジョニー」(オリジナル)は、反戦の思いが込められ、胸に染みました。
感想アンケートから
・美しい歌声、切々とした人の思い等、しっとりとしみ入るように伝わってきました。来て良かったと 思います。
・他民族の侵攻、病、故郷を捨てるなど、受難の折にも歌で人々が気持ちをつないだことが、とて も美しく聴こえてきました。
・北欧音楽メドレーは初めて聴きましたが、胸に響きました。
・大変良かった。メンバーが女性ばかりだったせいか、温かさ、優しさのようなものが伝わってきま した。
・歌声、楽器6人のそれぞれが優しさと力強さを感じさせ、ハーモニーも心地よかったです。
Bom×Boa with Masu
ハーモニカコンサート
赤穂労音では初めてのハーモニカのコンサートでした。ジャズ、タンゴ、シャンソン、映画音楽、童謡など、幅の広いジャンルのプログラムは、「青春時代に聴いた曲を全部聴かせてもらい、楽しかった。」と大好評でした。ハーモニカに子ども時代から親ししんでこられた世代の方々、ハーモニカのコンサートに今回初めて足を運んだ世代の人たちを問わず、「ハーモニカ吹いてみようかな。」(何か始めてみようかな)という元気をもらえたコンサートでした。いろいろな種類のハーモニカの実演解説もあり、ハーモニカの奥深さを感じました。家庭に眠っている小さなハーモニカでも、テクニックと音楽性があればすごい演奏ができることにも感激。先輩演奏家が築かれたハーモニカの世界に、自分たちのオリジナリティーを大胆に加味して、日本での第3のブームを盛り上げ、ハーモニカのファンを広げていきたいというメンバーのみなさんの思いも、強く、また爽やかに伝わってきました。
ケルティックミュージックの夕べ
五月十八日(日)に、ケルトの笛奏者畑山智明(hatao)さんを中心とするグループの「ケルティックミュージックの夕べ」例会を行いました。サポートは北欧・アイルランド音楽のグループ、シャナヒーのメンバー。ケルティックフルートの心に優しく響く柔らかな音色、ティンホイッスルの素朴で味わいのある音色が、ピアノ、パーカッション、フィドル(バイオリン)と絡み合い、とけあって、心地よい楽しい音楽が会場に響きました。アイルランドや日本の懐かしい風景を思い浮かべたり、身体でリズムをとって聴いたり、いろいろなケルト笛の面白さを知ったり、気持ちよく楽しめるコンサートでした。
感想アンケートから
・木管楽器が今のフルートより柔らかい音で良かった。アイルランドのリズミカルな曲がすばらしい。
・暑い中に突然さわやかな風を感じるような、そしてまた、楽しい演奏でした。竹のフルートはやはり、尺八 に通じるような気がしました。
・ケルト音楽というものの感じが少しわかった。日本の昔からの懐かしい感じと似たところがあると思った。
・とても楽しい音楽会でした。異郷に 思いをはせて聴きました。
など
泉民恵コンサート
七月六日(日)に、元NHKの歌のおねえさんでもあり、ソプラノ歌手の泉民恵さんのコンサートを行いました。「心のふるさとを歌う」というタイトルで、日本の四季を彩る愛唱歌のメドレーやオペラの名曲、日本歌曲、ミュージカルとバラエティーに富んだ歌を素晴らしく美しくて親しみやすい歌声で聴かせていただきました。また、強力な長野昭子さんのヴァイオリンと河野よしのさんのピアノが加わり、アンサンブルとしての楽しみも堪能できたほか、ヴァイオリンやピアノのソロ演奏もあり、音楽を身近に豊かに楽しめるコンサートでした。一緒に歌いましょうのコーナーでは、泉さんが会場を回りながら参加者にマイクを向けてくださり、そのひとりひとりの声が、参加者の心を紡ぎ合わせるとても和やかな雰囲気を醸し出して、歌っていいなとあらためて感じさせられました。
感想アンケートから
・とても、さわやかなコンサートで、久しぶりにほっとするひと時を過ごすことができました。またぜひ赤穂に来てください。
・声楽バイオリン、ピアノとそれぞれ良い曲を聴けてよかった。声楽の伴奏にヴァイオリンが加わったのは新鮮でよかった。懐かしい曲 のメドレーは小学時代を思い出さ せた。セリフが主になる曲はあまり聴いたことがなく、良かった。 雪村いずみの「約束」を思い出した。
・泉民恵さんの声の素晴らしさ、ヴァイオリンの長野さんも素晴らしい音で、ピアノも全て感動させていただき、また泉さんの笑顔での進行で楽しいひとときでした。リハーサル室なので、身近でよけい素晴らしかったです。
・美しく澄んだソプラノの歌声に魅了されました。童謡はサークル(童謡を歌う会)でもよく歌うのですが、こんな風に歌えるといいなあと思いました。
・楽しいコンサートでした。ていねいに詳しく曲の説明などをしてくださって本当に素晴らしかったです。
高橋竹童 津軽三味線の響き
九月十四日(日)に高橋竹童さんの津軽三味線の演奏会を行いました。津軽三味線名曲の数々を、じっくり聴かせていただきました。高橋竹山さんの思い出を所々で語られ、津軽三味線の響きの心のルーツも理解でき、津軽三味線に込められた人々の生き様、人情に思いを馳せることができました。お話も楽しく、演奏方法の実演解説も津軽三味線の魅力を知る上でとても参考になりました。
感想アンケートから
・目を瞑て聴いていると私一人に弾いてくださっているようにも思えるほど心に染みました。
・津軽三味線だけでなく尺八、胡弓の演奏と楽しい竹童さんのおしゃべりに何倍も楽しませていただきました。今後も竹童さんの巾広い活動を期待すると同時にまた近いうちに演奏を聴かせてほしいと思いました。
・近くで響きを聴かせていただき手の動き等もよく分かり大変良かった。また機会があれば聴きたい。
・会場は小さいが、身近に感じることができ、良かった。
昨年十一月三十日(日)に十・十一月例会「桂九雀独演会」を行いました。いつもながら、九雀さんの元気で表現たっぷりの演技に会場は大いに湧きました。桂雀五郎さんが「手水廻し」、桂九雀さんが「しまつ」「釜盗人」「猫の忠信」の三題。よく知った演目ももちろん楽しいですが、毎回新しい演目を考えて構成していただけるので、落語を楽しむ巾も広がっていると思いました。参加者の様子から、若い落語ファンも増えているのではとも感じました。年に一回の落語例会、ぜひ続けていきたいと思います
感想アンケートから
・寒さ忘れる熱演!よかった。
・やはりTVとは違い、生の落語は大変面白いと思いました。ぜひ次回も 見に来たい。テンポ良く、飽きさせない。
・会場が小さかったので、近くに感じられて、楽しさが増した感じがした。 表現が良くて楽しかった。
桂 九雀 独演会
二月八日(日)に、全員20代という若手のジャズカルテット(アルトサックス、ピアノ、ドラムス、ウッドベース)「キャスター」のコンサートを行いました。彼らは路上ライブをきっかけに結成されたバンドで、スタンダードなジャズの名曲を、若手ながら味わい深く聴かせてくれました。これまでモダンジャズに触れる機会がなかった会員のみなさんにも、その楽しみを実感してもらえたのではないかと思います。今後も才能溢れる若手ジャズアーチストたちの成長を応援できればと思います。
感想アンケートから
・自分ではなかなかジャズを聴くお店などに行く機会がなかったので、軽くおしゃれな音楽も聴いてみたいなと思っていたところ、良いチャンスでした。ありがとう。
・4人の意気のあった演奏、染みてきます。サックスの音色に感動。若さがあふれ、元気をもらいました。
・今後のご活躍期待しています。ぜひ頑張って下さい。スターダストありがとう。
・これまでジャズはあまり馴染みがなかったのですが、掛け合いなど、面白いと思いました。
フォークコンサート
高橋忠史
フルートリサイタル
安藤史子
ジャズコンサート
CASTER キャスター
三月二十二日(日)に、若手演奏家としてその幅広い活動が注目されている安藤史子さんのフルートリサイタルを行いました。
フルートのコンサートはケルティックフルート以来で、クラシック音楽では初めて取り組みました。リハーサル室という残響の少ない会場でしたが、フルートの音色が身体に直接響く、心癒されるコンサートになりました。プログラムも、1部ではフルートの特性を最大限に生かした、名曲、2部ではピアノの平山朋子さんのアレンジによるフォークソングと親しみやすく、好評でした。
感想アンケートから
・目をつむって聴いていると自分も笛の中に吸い込まれてしまいました。
・息づかいの分かるリハーサル室での熱演、とても素晴らしい音色で楽しませていただきました。・爽やかで、一生懸命な熱演、感動しました。
・すぐ近くで聴かせてもらって幸せな 気持ちになりました。息づかいも分かり、こんな風に吹くのだとあらためて感じ入りました。
・フルートの音色が昔のフォークの時とても懐かしくきこえました。
・フルート、ピアノの中に自然の音、心の音、とてもたくさんの音色がきこえてきました。
五月十日(日)に、連続1000日ライブを達成され、自分への挑戦を常に続けるシンガーソングライター高橋忠史さんのコンサートを行いました。赤穂労音では久しぶりのコンサートでしたが、たくさんの人との出会いの中で、まさに自分の足で切り開き、創って来られた音楽の道を、熱く語り、歌われるのを聴くと、心が突き動かされ、頑張ろうという気持ちが湧き上がってくる感じがしました。
感想アンケートから
・歌やお話を聞いていて、人は家族やいろいろな人のそれぞれの生き様や思いに支えられて生きているんだなあと感じました。
・共感できる話がたくさんありました。
・歌もギターも感動的でした。またたくさんいい歌を創って聴かせて下さい。
アルパコンサート
今村夏海
七月十九日(日)、若手アルパ奏者今村夏海さんのコンサートを行いました。一人で全曲のコンサートは初めてと話される今村さんでしたが、力強く若々しい演奏はとても好感が持てました。トークは苦手といいながらも、自身が歩んでこられた音楽生活のエピソードを自身の音楽に重ね合わせて分かりやすく話され、ラテン音楽やアルパという楽器に親しみがわきました。アルパの音楽に真摯に向き合い、新しいレパートリーを広げたいという喜びが演奏や内容に表れ、多彩で楽しめるコンサートでした。
感想アンケートから
・初めて、アルパという楽器の生演奏を聴きましたが、済んだ音色で巾があり、流れるようなはずむような音がとてもよかったです。今村さんはまだお若いので、これからもっともっと成長され、素晴らしい演奏家になられることでしょう。活躍をお祈りします。
・細い身体に強じんなタッチが潜んでいることに驚きました。将来が楽しみです。感動しました。
・アルパというのは初めてなので、興味深く聴けました。リズムがはっきりしていて、体が自然に動くという感じでよかった。
・意外に力強い音が出るのですね。短い弦の方もキーンと響く音でなく、聴きやすいと思いました。
・アルパを生で聴くのは初めて。良い経験でした。40〜50年前に聴いた曲も多く、懐かしかった。
等
桂 九雀 独演会
九月二十一日(月)、今年も桂九雀さんの独演会を行いました。共演は笑福亭呂竹さん。和やかなまるいお顔そのまんまの語り口で、開口一番。それに続いて九雀さんが三席熱演してくださいました。落語ブームと言われるこのごろですが、世代を問わず楽しめ、笑いで身も心もいやされる芸能として、これからも大切にしていきたいと思います。
感想アンケートから
・よく笑ってお腹がすく位でした。
・呂竹さん、九雀さん、それぞれ熱演をこんなに近くで、笑いっぱなしで 聞くことが出来、幸せでした。リフレッシュしました。ありがとうございました。また来年、楽しみにしています。
・最高でした。とても楽しかったです。
・いつ聞いても楽しく面白いです。今日も来てよかったです。
・とにかくよく笑いました。とてもよかったです。時間がたつのが早かっ たです。
・来てよかったと喜んでいます。また九雀さんの会を楽しみにしています。 等
昨年十一月一日(日)に、津軽三味線とキーボード(ピアノとストリングスのミックス音)の久保比呂誌さんと民謡歌手の博之丞さんのコンサートを行いました。震災で全てを失った所から身一つで再出発を遂げられた久保さんの心温まる演奏は、高橋竹山さんとの出会いのエピソードも相まって、とても心が癒されました。津軽の民謡、河内音頭、相撲甚句ほか博之丞さんの歌は、声の伸びも歯切れも情感もあり、好評でした。アンコールで忠臣蔵ゆかりの曲が入ったので、またさらに盛り上がりました。
感想アンケートから
・日本の歌の玉手箱のコンサートでした。
・昔から津軽じょんから節は好きな曲 でした。今日は嬉しく楽しい夕べでした。
・オープニングで一気に温かくゆったりとした雰囲気に誘い込まれました。 キーボードの音があんなに民謡と合うとは思いませんでした。
・日本の深い心にふれた思いでした。
・カホンとのセッションが格好良かったです。
・お二人のセッション本当に良かった。 心に元気をいただきました。
久保比呂誌&博之丞
津軽三味線とキーボードと歌
一月三十一日(日)に、「唄う浪花の巨人・パギやん」として親しまれている趙博さんのコンサートを行いました。その愛称通り、長身で親しみのある歌声や人柄にすぐ引き込まれました。生まれ育たれた大阪や韓国・朝鮮の文化を愛する心が一曲一曲に込められ、その思いが伝わってきました。韓国併合百年をきっかけに始められる「百年を歌う」の企画の序章としてその一端も聴かせていただき、日本で親しまれている演歌の源流が、朝鮮半島の歌や音楽のメロディーにあるということがよく分かりました。また、夫人である金君姫さんの伝統舞踊は、そのゆっくりとした動きの中に、美しさと民族の感情が深く込められ、圧倒されました。
感想アンケートから
・「ヨイトマケの唄」は、言葉に在日なまりが良く出ていて情感が溢れており涙が出ました。
・語りも歌も良かった。朝鮮の埋もれた民衆史を聴かせていただいた思いです。
・歌だけでなく、日本と韓国の関係についても話され、楽しみながら考え る機会を与えてもらったよいコンサートでした。
・金君姫さんの踊りも初めて見ました。 素晴らしかったです。手や足腰の動 きが日本舞踊に似ているようにも思いました。
・また今度「間島パルチザン」の歌も歌っていただきたいと思いました。
趙博 コンサート 浪花の唄う巨人・パギやん
『百年を歌う』(序章)
1月23日(日)に、ドイツ留学でドイツリートの研究をし、現地にてリート、オペラ、合唱など多彩なステージ経験を積まれ、帰国後、ソプラノ歌手として活躍中の高山景子さんのリサイタルを行いました。今回は、あえてドイツリート以外のプログラミングでしたが、宗教曲、日本歌曲、イタリア歌曲、オペラと様々なジャンルで構成。いろいろな声楽を目の前で聴くことができました。日本歌曲では、美しい日本語の歌曲の良さをあらためて知ることができました。オペラの曲では、その演技力にも引き込まれ、ステージにズームアップして見ているようでわくわくしました。伴奏者の長谷川香織さんは被爆ピアノのコンサートを継続的に開催しているプロデューサーでもあるピアニスト。そのエピソードや思いも聞くことができ、平和への思いを共有できました。
高山景子 ソプラノリサイタル
11月21日(日)に、八重尾雄太さんのピアノコンサートを行いました。八重尾さんは、加古川リバーファンタジー・イルミネーション・イメージソングコンテスト「最優秀賞」の受賞をきっかけにソロ活動はもちろんのこと、プロ・アマ問わず、クラシック、ポップス、ジャズ、シャンソン、沖縄音楽、フュージョンなど、さまざまなジャンルのミュージシャンのサポートや作曲編曲を担当をしている若手ピアニスト・作曲家です。 楽譜のかわりに絵や文章を前に置いてイメージを描き即興演奏するなどしながら研究され生み出されたオリジナル曲の美しいメロディーは、とても心に響きました。
会場から3つの音のお題をもらっての即興作曲演奏も見事でした。
感想アンケートから
・雄太さんの飾らない人柄が、そのままピアノの音色に表現されていて、とても心地よかったです。音色がとても優しいというのが、彼のキーワードかな。ピアノ音楽をとても身近に感じることができました。
・労音というと、昔なつかしい曲というイメージでしたが、オリジナル一本で2時間楽しめたのは、新しさを感じました。それぞれの曲の前にモチーフを説明していただいたので、どんな曲になるのかと展開に期待を持って聴けました。久しぶりに参加し、新しい音楽が聴けて自分が若くなった気がします。
・湧き出てくるような才能というのは八重尾さんのような方を言うのでしょうか。あえて「さん」と呼びたくなるような心地よさと親しみを感じました。
八重尾雄太 ピアノコンサート
10月23日(土)「ケルト笛とバグパイプの世界」と題して、アメリカのバグパイプ奏者ディック・ヘンソールドさんと日本のケルト笛奏者HATAOさん、そしてキーボード奏者上原奈未さんの3人のコンサートを行いました。
HATAOさんと上原さんは、赤穂労音のこれまでの例会でもお世話になった方々ですが、ディックさんは、初来日。HATAOさんのケルト音楽に対する行動力と情熱によって今回のツアーが実現しました。日本ではまだ、あまり紹介されていない、ノーザンブリアンスモールパイプスという小型の味わい深い音色のバグパイプを中心に、ケルトと言われるアイルランドやイギリス北部などの地方の音楽、そこからアメリカに伝わった音楽などを紹介し演奏して下さいました。
もとはリコーダー奏者で作曲家でもあるディックさんは、古文書に残っていたメロディーをもとに変奏曲として作曲された無伴奏のリコーダー曲や、依頼により交通事故で亡くなった知人の娘さんを偲んで作られた曲など、オリジナルの作品も演奏され、心動かされました。
日本語はまだ難しそうですが、日本の文化にも深い興味を持っておられ、忠臣蔵のこともご存じのようでした。 素朴で軽快なリズム、ディックさんの茶目っ気のある人柄もあり、3人の和やかな雰囲気のコンサートに、会場は温かく包まれました。世界の歴史とその時代の人々の生活や心に思いをはせたひとときでした。
ディック・ヘンソールド&hatao
8月28日(土)、日本の10ホールズハーモニカ(ブルースハープ)界のパイオニアであり、プロで活躍するハーピストの中でもキャリア、実力共に日本を代表するプレーヤーの一人,松田幸一さんのライブ。手軽な小型のハーモニカから繰り出される懐かしくカッコイイメロディー、ジャズからタンゴまでリズム感溢れる演奏に魅了されました。息の使い方で基本的には省略された音を出す10ホールズ特有の演奏法などの解説もあり、ハーモニカの歴史や種類の多さを知ることができました。曲目は映画音楽、ジャズ、フォーク、ポップス、タンゴ、日本歌曲と幅広く、普段個人的にハーモニカの練習をされている参加者から練習のコツなどの質問もあり、地元のハーモニカ愛好者にとってもうれしいコンサートになったのではと思います。
松田幸一 ハーモニカコンサート
6月13日(日)に、中国本国でも日本でもコンクールで高い実績をもたれ、現在日本で活躍中の盲目の中国笛演奏者であり、テノールの声楽家、楊雪元さんのコンサートを行いました。オペラアリアやカンツォーネでは狭い会場が一瞬大ホールに思えるほどの張りのある素晴らしい声に度肝を抜かれました。そして、厚みのある美声で歌われる山田耕筰の歌曲では、こんな良い曲だったのかと魅力をあらためて知る思いがしました。楊さんの故郷中国の雄大で何とも言えず魅力的な歌を聴くと会場が中国の空気に満たされました。中国笛ではその圧倒的で多彩なテクニックを解説入りで披露しながら、中国の名曲はもちろん、チゴイネルワイゼンまで演奏。魅力満載のコンサートでした。
楊 雪元 テノールと中国笛
3月21日(日)オカリナのアンサンブルデュオ、揺(ゆら)のコンサートを行いました。
オカリナの澄んだ暖かい音色に心癒されました。オカリナの音を生かしたアレンジ、ギターとのアンサンブルでとても楽しめました。対話のある和やかなトークでは、オカリナという楽器や楽曲の解説がなされ、知識も広がり、会員にとって満足感のあるコンサートになりました。曲目もヨーロッパの民謡からフォルクローレ、日本の童謡、愛唱歌から、「チャルダッシュ」のようなクラシックまで幅広く、わくわくしながら最後まで聴ける内容でした。
揺の二人のメリハリがあって情感もある優れた演奏技術に脱帽。サポートのギタリスト岡崎泰正さんも、いろいろなジャンルの曲を弾きこなし、味わいがあって、揺のオカリナとピッタリと合っていました。
揺 オカリナアンサンブルデュオ
鈴木みかこ アコーディオン
9月18日(日)開催。自由なスタイルでダンスも踊れる若手のアコーディオン奏者、フランスの街角で流れるようなミュゼットやシャンソンをはじめ、フォルクローレの曲、スタジオジブリやディズニーのリトルマーメイドからの曲、見上げてごらん夜の星をなど、生のアコーディオン演奏で聴きたいと思える曲を存分に楽しめるコンサートでした。今回、ピアノ伴奏に乗せてダンスのステージもあり、新しい表現の可能性も見ることができました。ボタン式クロマチックアコーディオンの解説(休憩時間には触ってもいいですよと声もかけてくださり)もあり、アコーディオンの理解も深まりました。
大三弦(弦楽アンサンブル) コンサート
7月10日(日)に6・7月例会として、弦楽アンサンブル大三弦のコンサートを行いました。関西出身の若手男性3人組の弦楽アンサンブル。ヴァイオリン2、コントラバス1という変則的な組み合わせですが、クラシック音楽からポピュラー音楽までこの3つの楽器でこなす意欲的なグループです。 今回は、近年、力を入れているというバロック音楽中心のプログラムでした。少し堅苦しそうな名前のバロック音楽について、本来は、とても自由な演奏のスタイルであると解説をして、2台のヴァイオリンと通奏低音(コントラバス)という形で実演。とても、分かりやすく、親しみが持てるコンサートでした。
それぞれのパートがしっかり聴き分けられ、一人一人の魅力が伝わる編成。多くの可能性を秘めた大三弦、いろいろな曲にチャレンジして、これからも素晴らしい演奏を聴かせて欲しいと思います。フレッシュで仲の良いメンバーらしく、和やかな雰囲気のトークも好評でした。
アイリッシュダンスと音楽の夕べ
5月8日(日)4・5月例会「アイリッシュダンスと音楽の夕べ」を行いました。アイリッシュ、タップダンサーのエディー吉野さん、ケルティック音楽グループ、シャナヒーの上原奈未さん(ピアノ、シンセ、ハープ)みどりさん(フィドル)、ボーカルのほりおみわさんによるダンスと音楽のコンサートでした。アイルランドの歴史やその中から生まれた音楽やダンスを物語構成でステージングしたメッセージ性のあるコンサートで「物語性もあり、多彩な組み合わせで、大変盛り上がり、とても楽しかった。感動した。」(感想アンケート)など好評でした。
桂九雀 独演会
3月27日(日)桂九雀さんの独演会を行いました。
若手落語家、桂治門さんの楽しい「牛ほめ」のあと、桂九雀さんが「べかこ」「愛宕山」など3題を熱演。登場人物の姿、情景が、立体的に目に浮かぶ語り口と演技で、思わず身を乗り出して聴いてしまう九雀さんの落語は、会場の参加者を満面の笑みにしてくれました。
大災害の後、悲しく辛いニュースが続いている時だけに、明るい気持ちを少しでも持って、被災地の復興への支援をみんなで頑張って行けたらという思いを共有できたと思います。
ラ・ファミーユ・ブラスアンサンブル
11月27日(日)開催。男性2人(ホルン、チューバ)女性3人(トランペット2、ユーフォニアム)という編成の金管5重奏。柔らかい音色で、心にも体にも快く響く演奏でした。プログラムは、「踊り明かそう」「オー・シャンゼリゼ」「星に願いを」「ぞうさん組曲」「ウエストサイド物語」「サウンドオブミュージック」「千の風になって」「贈る言葉」「 川の流れのように」ほかの親しみやすいもので、指揮者になってみようコーナーも2人の方がチャレンジしてくださり、ホルンでリーダーの永井さんの気の利いた楽しいトークもあり、ほのぼの楽しいコンサートになりました。
1月29日(日)開催。四季を巡る日本の唱歌、「また君に恋してる」などの流行歌、「いつか王子様が」「踊り明かそう」などの映画の曲、オペラ曲など誰が聴いても楽しめる内容。オペラ曲も日本語のものもあり、分かりやすかったです。ソフトで穏やかな語り口のトークも、お姫様のようなピンクのドレスも新春にふさわしい明るい雰囲気を醸しだし、気持ちの和むコンサートでした。ソプラノの本格的な高音も聴き応えがあり、楽しめました。
山田千尋 ソプラノリサイタル
9月16日(日)、開催。会場は素敵なテナーサックスとピアノの音色、ジャズの軽快で魅力的なリズムと甘味な旋律で満たされました。スタンダードナンバーから、日本の愛唱歌まで、アレンジと演奏の仕方で、魅力が増すジャズの世界。とても楽しいトークに自然と参加者と演奏者のコミュニケーションもはずみ、とても親近感のあるコンサートになりました。ジャズがこんなに楽しい音楽だと知って、ファンも増えたのではと思います。
定延敏尚テナーサックスジャズライブ
桂九雀 独演会
3月18日(日)開催。「寿限無」、「文違い」など3題を九雀さんが、熱演。巧みな登場人物の演じ分け、情景描写…まるで演劇を見ているような錯覚を覚えました。若手の月亭八斗さんの「犬の目」も元気があり、テンポ良く楽しめました。
会員アンケートから
・生九雀さんは、さすが良かったです。大きな口で吸い込まれそうでした。 近くで聴けて、迫力いっぱいでした。
・いつものように噺に引き込まれて、 大笑いしました。表情も豊かでテンポがあり、ベテランらしい話しぶり はさすがです。また近いうちに聴きたいです。
4月22日(日)に開催。ハーモニカは何度か取り組んでいますが、クロマティックハーモニカのソロコンサートは初めてでした。伴奏はカラオケでしたが、アレンジの味わいも乗りも良く、とても楽しんで聴けました。ワイルドな印象のTON小川さんですが、温かい人柄がうかがえ、選曲も1950年代から最近までの邦楽・洋楽を問わないポピュラーなヒットソングをたくさん聴かせていただきました。懐かしいポップスから、若い世代のヒット曲まで、初めて聴く曲でも、楽しいトークの流れの中でうまく入っていけました。ハーモニカのファンのかたが、手で吹く真似をして聴いている場面も見られました。平和を願う集会などにも毎年参加されているとのこと、そのテーマソングも演奏されました。 アンコールは、「ふるさと」。みんなで口ずさみました。
TON クロマチックハーモニカ
山下拓郎 クラリネットコンサート
7月22日(日)に開催。クラリネットのコンサートは赤穂労音では初めてでした。クラリネットからジャズまでこなす若手奏者の山下さん、今回はクラシックと日本の流行歌、ポップスのプログラムでした。クラリネットの音色は概して明るいと思いがちですが、その音色は奥深いと感じました。その音色には明るさや高揚から、憂いや郷愁、優しさまで、いろんな要素が備わっていて、その音一つで、情景が浮かび上がってくるような感動を受けました。クラリネットにしぼったコンサートならでは感じられたのではと思います。表情に富んだクラリネットの旋律が絡み合う二重奏のハーモニーや掛け合いも楽しめました。クラリネットや曲の解説、トークの他、クラリネットを分解しながら演奏するという曲もあり、興味深く楽しく聴けました。
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